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住宅産業トピックス 2017.06.12

一級建築士合格者は「すき間時間」を有効活用

 建設・不動産関連の資格スクールを運営する総合資格(東京都新宿区)はこのほど、「総合資格学院」に通う東京地区の受講者で2016年度一級建築士試験の合格者163名を対象に、一級建築士を目指す受験勉強の実情についてのアンケートを実施した。

 「すき間時間」を活用した勉強について聞いたところ、「通勤・通学中」に勉強していた人が61.3%、「昼休みなど休み時間」を利用して勉強していた人が41.1%と、合格者の多くが「すき間時間」を有効に活用していたことが分かった。

 受験を決意した一番の動機・きっかけについての質問では、「今の仕事で必要」が46.6%、「独立・転職のため」が16.6%となり、現在の勤務先からステップアップするために資格取得を考え始めた人が多いことが分かった。また、「昇格・昇給のため」が11.7%となり、現在の職場で働く上でも一級建築士の資格を取ることで展望が開けると考えた人がいることも分かった。

 一級建築士になると決めた時期についての質問では、「大学生・短大生」が29.4%、「社会人1~3年目」が20.9%となり、合格者の半数以上が就職前に1級建築士を志すか、社会人になって比較的早いタイミングで決意を固めていたことが分かった。さらに、「中学生」と「小学生以下」の合計が9.8%となり、合格者の約1割が高校進学前に建築士を志していたことも明らかになった。

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