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住宅産業トピックス 2016.10.24

住宅あんしん保証が新築瑕疵保険を拡充、「不同沈下特約」の引き受け開始

 住宅あんしん保証(東京都中央区)は業界で初めて、新築向けの瑕疵保険商品「あんしん住宅瑕疵保険」のラインアップに「不同沈下上乗せ特約条項」を追加。10月17日から引き受けをスタートした。

 特約は、瑕疵保険対象住宅において、基礎または基礎杭の瑕疵に起因して不同沈下が発生した場合に保険金を上乗せして支払うもの。戸建て住宅の支払限度額は5000万円、縮小てん補割合は100%。
 おもな付帯条件は、3階以下・延べ床500m未満の木造または軽量鉄骨造の未着工住宅であること。地盤調査を実施し、その結果に基づいて地盤補強工事を行うこと。
 
 そもそも「あんしん住宅瑕疵保険」では、これまでも不同沈下は保険金の支払対象だった。ただし標準的なプランの場合、支払限度額が2000万円、縮小てん補割合が80%のため、不同沈下による損害額が高額になると保険金では足りないケースもあった。
 今回の特約を付けることで、補修費用が高額になっても自己負担は免責金額の10万円のみで済む。また、事故原因調査費用に対しても保険金が支払われるため、不同沈下の原因を正しく究明し、カイゼンにつなげることができる。

 戸建て住宅の追加保険料等は、一律1万310円。特殊な立地でない限り、任意加入の地盤保証に別途申し込むよりもコストダウンになる。さらに、瑕疵保険とあわせて申し込むため、手続きの手間も減る。
 住宅取得者向けには特約が付帯されていることを一目で確認できる「不同沈下上乗せ特約付帯証明書」を発行する。

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