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住宅産業トピックス 2016.09.08

住林、一般流通木材使った1時間耐火構造部材の利用を開始

 住友林業(東京都千代田区)は、独自開発の1時間耐火構造部材「木ぐるみCT」を使った中大規模木造建築物の建設を進める。

「木ぐるみCT」は、柱や梁として流通する木材を組み合わせ、耐火被覆に用いた耐火構造部材。2011年から研究をスタートし、15年12月に梁の、16年5月に柱の国土交通大臣認定を取得している。
 耐火被覆材が構造材として機能するため、地震時の建物の変形や揺れを抑制。また、一般流通材を構造材として機能する耐火被覆材として使うことで、既存の木仕上げの耐火構造部材と比べるとコストを約半分に抑えることができるという。

 住宅用の柱・梁を製作する工場で加工でき、全国の工務店で施工が可能。まずは同社が受注する中大規模木造建築に採用し、その後、部材の外販+技術指導にも乗り出す。

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