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住宅産業トピックス 2017.07.20

希望する住宅ローンの金利タイプ、「全期間固定型」が増加-住宅金融支援機構調べ

 住宅金融支援機構(東京都文京区)はこのほど、「2016年度民間住宅ローン利用者の実態調査【民間住宅ローン利用予定者編】(第2回)」の結果を取りまとめて発表した。今後5年以内に住宅を取得する計画があり、民間住宅ローンを利用する予定のある1500名を対象としたもの。

 希望する住宅ローンの金利タイプは、「全期間固定型」の希望割合が前回調査の32.7%から37.4%に増加した。一方、「変動型」は25.3%(前回=29.5%)、「固定期間選択型」は37.3%(同=37.8%)に減少した。

 今後1年間の住宅ローン金利見通しでは、「現状よりも上昇する」が前回調査の27.7%から34.0%、「見当がつかない」が18.2%から18.9%にそれぞれ増加した。一方、「ほとんど変わらない」の割合は38.3%(前回=44.7%)、「現状よりも低下する」は8.8%(同=9.4%)に減少した。

 住宅の買い時意識では、「今(今後1年程度)は住宅取得のチャンス(買い時)」と思う人の割合が前回の44.1%から41.9%に減少した。住宅取得のチャンスだと思う理由は、「住宅ローン金利が低水準だから」が83.3%、「消費税率引上げ前だから」が33.3%と大半を占めた。

 一方、買い時とは「思わない」と回答した人の割合は18.1%から19.1%、「分からない」と回答した人は37.9%から39.1%に増加した。住宅取得に踏み切れない理由は、「将来の収入や生活に不安があるから」が28.9%で最も多く、次いで「気に入った物件、条件に合う物件がないから」(25.6%)が多かった。

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