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住宅産業トピックス 2017.09.14

最新の省エネ基準を学ぶ 新たに始まった「簡易計算」の習得も

 住宅の省エネルギーに関する技術を基礎から学べる「住宅省エネルギー技術講習会」が各地で始まっている。今年度から新たに加わった簡易評価法によるエネルギー計算手法が習得できるコースも新設されており、最新の「平成28年省エネルギー基準」を学べる機会になっている。

 講習の主な対象は、大工、施工技術者、設計者で、施工者向けと設計者向けの講習会がある。テキストは全部で4種類。それぞれの立場で必要な技術を基本から学べる内容になっている。省エネ基準はここ数年でも少しずつ変わっており、最新の内容を確認する上でも有益だ。

 今年度から事業者の作業負担を軽減するために設けられた、簡易計算ルートによる省エネ性能の評価方法は、従来の詳細計算に比べ作業時間が5分の2程度で済むという。簡易評価法を使えば、従来、詳細計算でしか対応できなかった「ZEH支援事業」や「低炭素住宅認定制度」にも対応ができる。まず、簡易計算で基準の大枠をつかんで、詳細な計算方法を習得するというステップアップもありだ。

 受講料は1000円。テキストを手に入れるだけでも十分価値がある。同講習は公益法人日本建築士会連合会のCPDの単位にもなる。

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