桝徳の情報誌「STAFF」

窓まわりの安全性を高めてより安心な暮らしを実現する

発行日:2022.08.09

窓まわりの安全性を高めてより安心な暮らしを実現する

地震だけでなく津波、火山噴火、台風、洪水、土砂災害などの自然災害が日本ではしばしば発生し、
頻度や被害規模も年々増加しています。
近年では線状降水帯による甚大な被害が目立ったり、今年の6月には私たちの暮らす埼玉県でも雹や強風による被害がありました。
そこで今号は、風雨の影響を受けやすい窓まわりの対策として有効なLIXILの窓シャッターをご紹介いたします。

LIXILの住宅用窓シャッター

窓まわりの安全性を高めてより安心な暮らしを実現する

1.備えあれば憂いなし!

 従来までは防犯対策として設置することが多かった住宅の窓シャッター。
しかし、ここ数年は自然災害の多さや被害規模から不安を感じている方も多くいらっしゃるようです。

 そこで、比較的取り入れやすい対策として桝徳はLIXILの窓シャッターの設置をお勧めしております。

 LIXILの窓シャッターは性能面はもちろんスタイリッシュなデザインも魅力です。

2.埼玉県での雹被害

 記憶に新しいのが今年の6月2日に埼玉県北部で発生した雹の被害。

 県内の深谷市、本庄市、美里町、神川町、上里町の住宅計約1140棟で窓ガラスが割れる被害が確認されました。上里町では、二人が割れたガラス片で怪我を負ったそうです。

 また、住宅だけでなく雹や突風で窓ガラスが割れる被害は学校でもあり、翌日は休校となるケースもありました。

3.雹の大きさと落下速度の関係

 下記の図は、雹の大きさと落下速度の関係を表しています。

 雹は粒の大きいものだと重い分、速度も速くなります。シャッターが設置されていない場合、時として窓ガラスに直撃する可能性もあり、大きな被害に繋がってしまいます。
直径50ミリともなると落下速度は100キロを超え、建物の約10階からゴルフボールを落下させた時と同等の強さになります。
窓シャッターの設置は、雹だけではなく台風などの強風で飛んでくる飛来物からもガラスを守れます。

 住宅業界に携わる者として、お客様にはより安心で安全に暮らしていただけるような
取り組みを共にしていきましょう。

4.LIXILのシャッターは
機能で選べる3タイプ

  • 標準タイプ

    シャッターに求められる基本性能を備えた、鋼板の窓シャッター。電動と手動の2タイプから選べます。

    耐風圧性能

    1,200Pa

  • 耐風タイプ

    台風や強風に備えるタフな耐風アルミの窓シャッター。電動と手動の2タイプから選べます。

    耐風圧性能

    1,600Pa

  • 採風タイプ

    室内環境を快適にコントロールする採風・採光の窓シャッター。電動タイプのみとなります。

    耐風圧性能

    800Pa

5.耐風シャッターの工夫

 電動の耐風タイプのシャッターには、防犯耐風フックが標準装備され、ガイドレールからスラットが抜けにくくなっています。

6.シャッターの効果

 窓ガラス単体や養生テープを貼るだけだと、飛来物がガラスを突き破って、室内に破片が飛散してしまいます。
シャッターが設置されていれば、飛来物から窓を守り、窓ガラスが割れるのを防ぐことができます。

7.様々な納まりに対応する
リフォームシャッター

 LIXILのリフォームシャッターは、既存の窓に外窓の上から取付けるだけの簡単スピード施工が特徴です。
また、様々な納まりにも対応していますので、ご紹介いたします。

  • ■ 三方枠納まりにも対応(NEW)

    サッシ枠下部に取付けスペースのないウッドデッキやアルミバルコニー、土間への取付けが可能になりました。

  • ■ サッシ上・下部に取付け必要スペースが少ない場合も

    上部に軒などがありスペースが少ししかない場合もボックス部を下げての納めが可能です。下部の必要な壁スペースは65ミリあれば取付け可能です。

  • ■ 二階バルコニーのFRP防水も傷めず取付られる

    何かと出入りの多いバルコニー。下枠部材は、踏んだり乗った場合も考慮されて高い強度が実現されています。また、W256までの開口にも対応しています。

  • ■ 片入隅の場合も

    サッシの片入隅納まり箇所にも対応可能です。

【コラム】

手動シャッターは
面倒くさくなる!

LIXILは、自宅に手動シャッターがある人に調査したところ「毎日使わない」という人が56%、その内の14%の人が「ほぼ使わない」という結果に。
手動シャッターが使われなくなる理由は開閉時の音のうるささや、虫の侵入、手が汚れるなど実際に使ってみてわかるお困りごとがハードルになっているようです。

※2019年 LIXIL調査(n=388)

つけてよかった
住宅オプション

つけてよかった住宅オプションの満足度第一位は電動シャッターでした。
手動シャッターのお困りごとの全てを一挙に解決してくれる電動シャッターは、
多くの方から高い評価を得ていることが調査結果からわかりました。

※住宅用シャッター(電動、手動)をお使いのご家族が対象。
2014年 LIXIL調査(n=412)

シャッターの設置が
難しい場合の対応

窓シャッターの設置が難しい場合の対応は、窓ガラスを防災安全合わせガラスにすることをお勧めします。
ガラスとガラスの間に約60mil特殊中間膜を挟み込んであるので、万が一飛来物が当たっても破片が飛散しにくくなっています。

※一般の板ガラス破損時の飛散率は約50〜60%。

LIXILの住宅用窓シャッターの
詳細はこちら

LIXILの住宅用窓シャッターについて気になることがございましたら、桝徳の営業担当までご連絡くださいませ。

今号の担当スタッフ

磯前 浩平

磯前 浩平

窓シャッターの設置は、荒天時に最大限の効果を発揮しますが、防犯対策、遮熱・防寒対策、防音対策、また防火対策としても有効です。窓シャッターのないお客様がいらっしゃいましたら、お勧めしてみてはいかがでしょうか?