桝徳の情報誌「STAFF」

狙い通りの居住性能を実現するLIXILのまるごと断熱リフォーム

発行日:2022.06.01

狙い通りの居住性能を実現するLIXILのまるごと断熱リフォーム

欧米に比べて大きく後れをとっている日本の住宅の高性能化。
その要因の一つとして、高性能住宅に住みたいけれど予算が合わず、
仕方なく性能の低い住宅を選ばれている方がいるのが実情です。
そこで今号は、去年誕生したばかりのLIXIL監修の断熱工法「まるごと断熱リフォーム」をご紹介いたします。

リフォームで高性能住宅化ができる先進の工法

狙い通りの居住性能を実現する
LIXILのまるごと断熱リフォーム

1.これからのリフォームは
家一棟まるごと断熱!

 断熱改修は、逃げてしまう熱をどこで対策するかによって方法は変わりますよね。
断熱効果の高い窓だけ部分的に行う方法もあればよく使う部屋単位で行う方法もあります。

 昨年、LIXILから家一棟まるごと断熱する「まるごと断熱リフォーム」が誕生しました。
築年数やお客様のライフスタイルにあわせて三種類方法から選べて、断熱改修がより柔軟に対応できるようになりました。

2.住む前のこだわりと
住んだ後の不満・不安

 下記の調査データをご覧ください。

◎ 住む前のこだわり

1位 価格 64.5%
2位 間取り 57.3%
3位 デザイン 36.8%
4位 構造 35.8%
5位 設備 33.4%
6位 性能 31.2%

出典:新建新聞社「住宅取得に関するアンケート調査2012」

 住む前のこだわりは価格を除き、間取りやデザインを重視される方が多くいらっしゃる中で、
実際に住んだ後の不満はどうでしょう?

◎ 住んだ後の不満・不便・不安

出典:日経アーキテクチュア「2005年6月13日号掲載グラフ」

 暑さ・寒さ・結露と住む前は約30%の方しか気にしていなかった
「性能面」を不満に感じている方が多いのが実情です。

3.日本の住宅の約90%は
断熱性能が不足しています

 日本の住宅の高性能化は遅れており、既存住宅の約90%は現行の省エネ基準を満たしていません。

出典:2021年国土交通省 社会資本整備審議会 建築分科会 資料

 健康・快適な住まいで暮らしていただくためにもお客様へ断熱改修をご提案してみてはいかがでしょうか? 

4.まるごと断熱リフォームって?

LIXIL監修の既存住宅をリーズナブルに高性能住宅化できる工法です。
本工法は、施工が許されている全ての登録店が断熱性能を担保できるようにシステム化された信頼性の高い工法で、施工ができる会社は限られています。

5.3種類の断熱リフォーム
(木造戸建に限る)

築20〜30年程度に:外壁重ね張り(小規模)
  • 既存住宅の外装の上部から断熱・外装の施工をします。
    【特徴】
    ・外壁解体が不要で廃材が出ません。
    ・コストが軽減できます。
    ・非破壊なので住みながらの施工が可能です。

    ※耐震補強が必要な場合は室内からの工事で対応。床下空間が狭いなど、床下側からの断熱施工ができず床を解体する必要がある場合もあります。

築30〜40年程度に:外壁張り替え(中規模)
  • 既存住宅の外装を撤去して断熱・外装を施工します。
    【特徴】
    ・重ね張りに比べて窓も改修をするので断熱性能が高まります。
    ・外装の劣化が進み交換が望ましい場合に最適です。
    ・外装材の凹凸が大きい場合や外壁に付属部材が多く、重ね張りでは難しい場合に最適です。

    ※耐震補強が必要な場合は同時に外から、面材補強が可能。

築40年以上程度に:スケルトン(大規模)
  • 既存住宅の外装を撤去して断熱・外装を施工します。
    【特徴】
    ・天井・壁・床とすべて断熱改修をするので最も断熱性能が高いです。
    ・大きく間取り変更をしたい場合に最適です。
    ・耐震補強が必要な場合は同時に施工が可能です。
    ・三種類の中でも、耐震補強の仕方の選択肢が最も多いです。

※上記の築年数は、あくまでも目安としてご覧ください。

【コラム】
建築コストがおトク

※上記はあくまでも目安です。

【コラム】
住み替えスタイルの新提案

LIXILのまるごと断熱リフォームの魅力の一つは、築年数や建物の状態、ライフスタイルに合わせて適切なリフォームが組み合わせられることです。
より柔軟に、最適な住まいづくりが行えます。

6.この夏は体験型ショールームへ!

 LIXILの体験型ショールームでは、主に「夏の家」「冬の家」と季節でエリアが分けられています。
中でも多くの方が住み始めてから感じている真夏の暑さが再現されたブースは必見です…!

◎ 体感型ショールームの見どころ

  • 夏体感

    真夏のリビングの日差しと室温を再現。
    南からの強い日差しと、西日の照りこみを体感できて、日差し対策も確認できます。

  • 窓比較

    窓のフレーム素材やガラスの種類により変わる断熱性。
    サーモグラフィ画像での目で確認+手で触れての体感もできます。

  • 冬体感(室内)

    昔の家、今の家、これからの家と断熱性能の違う三つの家をご用意。
    真冬を想定した環境で、室内温度を比較しながら体感できます。

  • 冬体感(室外0度)

    冬の屋外を再現。
    室外からサーモグラフィ画像をご覧いただき、寒い冬の時期においての住まいの高断熱・高気密の重要性を体感できます。

 まずは工務店様自身がこのような場で体感していただくと、お客様へお勧めしやすくなるのではないでしょうか。
体感型ショールームへはご予約の上、足を運んでみてください。

ショールーム詳細はこちら

LIXILのまるごと断熱リフォームの
詳細はこちら

LIXILのまるごと断熱リフォームについて気になることがございましたら、
桝徳の営業担当までご連絡くださいませ。

今号の担当スタッフ

長橋 雄三

長橋 雄三

暑さ・寒さに対する感覚は年齢とともに鈍くなり、特に高齢者にとっては「我慢は美徳」ではなく「我慢は危険」です。季節関係なく誰もが健康・快適で過ごせる住まいづくりを桝徳とともに推進していきましょう!