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33社に実施!工務店の人材課題ヒアリング調査

発行日:2026.10.08

33社に実施!工務店の人材課題ヒアリング調査

多くの工務店が課題として挙げる「人材不足」。Vol.215では、官公庁データをもとに、採用・育成・定着・継承を取り巻く現状を特集しました。今回はその解決編として、33社の工務店様へのヒアリングから見えてきた、現場のリアルな声や取り組みをご紹介します。同じ悩みを抱えながらも、各社が実践している工夫には、自社でも取り入れられるヒントが数多くありました。他社の事例と比較しながら、自社の現在地を見つめ直すきっかけとして、ぜひご覧ください。

調査にご協力いただき、ありがとうございます!

33社に実施!工務店の人材課題ヒアリング調査

Q:現在、人材を募集していますか?A.33社中16社が人材募集中

「現在、人材を募集していますか?」という質問に対し、人材募集を行っている会社は48%、行っていない会社は45%と、ほぼ二分する結果に。

33社の採用活動。採用活動を行っている16社、行っていない15社、不明2社。募集を呼びかける人物のイラストと円グラフ。

Q:どの媒体で募集していますか?A.「Indeedを活用」が最多

どの媒体で募集するか、多くの工務店様が悩むところです。

調査の結果、Indeedを活用している企業が最も多く、次いでSNS、ハローワークという結果となりました。

媒体ランキング。1位 Indeed(Indeed PLUS含む)、2位 SNS(Instagramなど)、3位 ハローワーク。

Q:社員の働き方、若手育成の工夫は?A.取り組みを「仕組み化」している

▶育成の仕組み化

図面を見ながら現場で指導する二人の作業員。

若手育成の工夫については、①2ヶ月の研修、②営業フローの作成、③評価基準の策定など、具体的な回答をいただきました。育成の仕組みをつくることで、若手を育てやすい環境を整えていることが伝わってきます。

▶働き方を仕組み化

笑顔やハートが描かれたカラフルなサンクスカード。

①LINEグループでの現場共有、②一緒に現場を見る、③サンクスカードの活用などの回答をいただきました。こうした取り組みを通じて、若手が一人で悩みを抱え込まずに働ける環境を整えていることがうかがえます。

Q:後継者はいますか?A.「後継者がいる・候補あり」は約4社に1社

後継者の状況。後継者がいる・候補あり24%、後継者がいない・未定21%、その他(特になし・時期尚早・不明)55%。

「今以上の会社にするための仕組みづくり」「つぶれない会社にするために会社の評価を上げる」といった回答が複数ありました。このことから、単に社長のイスを譲るという話ではなく、「後継者が苦労しないように、経営基盤を強固にしてからバトンを渡したい」という現経営者の強い責任感がうかがえます。

入社と離職の分かれ目

Q:最近「入職」された方の入職理由は何ですか?A.雰囲気の良さが理由

入職理由は雰囲気の良さ

  • 社内の雰囲気
  • 先輩・社員の人柄
  • 女性が多い
  • 職場への憧れ

など

Q:「離職」された方の離職理由は何ですか?A.労働条件が理由

今の会社を退職した理由は勤務時間・休日数

  • 休みが少ない
  • 土日休みではない
  • 拘束時間が長い

入社と離職の分かれ目を天秤で対比した図。入職理由は雰囲気の良さ:社内の雰囲気、先輩・社員の人柄、女性が多い、職場への憧れなど。今の会社を退職した理由は勤務時間・休日数:休みが少ない、土日休みではない、拘束時間が長い。

Masutoku’s Opinion人材に選ばれる会社の2つの共通点とは

人材に選ばれ定着する会社は何が違うのか―。調査結果から、2つの共通点がありましたので、ご紹介します。

【共通点1】

SNS・HPでは、

  • 日常風景で親しみやすさを伝える
  • 経営者の想いを発信し、共感する人材に見つけてもらう

【共通点2】

勤務時間や休日などは、

  • 細やかにすり合わせることで、急な離職を防ぐ

「他社はどうしてるのだろう?」自社の課題に向き合うときに、他社の事例を知りたくなるものです。特に人材不足に関しては、多くの工務店様から同様のご質問をいただくことが多く、「じゃあ、聞いてみよう!」と始めたのが、今回の企画でした。
皆様からいただいた声をもとに、桝徳としてどのような取り組みができるのか、引き続き考えていきたいと思っています。

今月の木になる通信

木が香料として扱われてきた歴史

木の香りは古代エジプト時代から防腐効果があるとしてミイラ作りの防腐処理や治癒効果があるとして医療にも使用されてきました。日本では595年に漂着した流木を炊いたら良い香りがしたという所から歴史が始まっています。

現代に進むにつれ、儀式等の空間を清める為に使われることはもちろんですが、香りを楽しむフレグランスとしても嗜まれてきました。

木を嗅ぐと落ち着いた気分になりませんか?その香りの正体は「フィトンチッド」という精油成分で心身のリラックスに作用すると言われています。ストレス社会と言われる現代こそリラックス出来る住まいとして無垢材を積極的に使っていきたいものです。(中澤 杏介)