1.進む住宅の高断熱・高気密化
2022年、住宅の断熱性能が義務化され、木材利用を促進する建築物省エネ法の改正法が成立しました。
これを受け、全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、2025年以降はこれを下回る建物が新たに建てられなくなります。
また、2030年には「断熱等級5」の適合が義務付けられていることから、日本の住宅において高断熱化、また高気密化が進んでいくことが予想されます。
発行日:2024.05.31
じめじめした梅雨の時期の悩みは湿気。
部屋干しした洗濯物は乾かないし、なんだか家全体に湿気がこもってすっきりしない・・・・・
そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介する全館空調熱交換気システム「ウイズエアー」。
高い湿度制御能力で、梅雨でもさらりと過ごすことができます。
また、エアコン1台で家中の湿度と温度を調整できるので、梅雨の時期だけでなく、暑い夏や、寒い冬にも力を発揮。
1部屋1部屋ごとに、温度と湿度を調節することができるので家中どこにいても家族全員が快適に過ごすことができます。詳細をご紹介します。
2022年、住宅の断熱性能が義務化され、木材利用を促進する建築物省エネ法の改正法が成立しました。
これを受け、全ての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け、2025年以降はこれを下回る建物が新たに建てられなくなります。
また、2030年には「断熱等級5」の適合が義務付けられていることから、日本の住宅において高断熱化、また高気密化が進んでいくことが予想されます。
住宅の高断熱・高気密化が進む中で、活気をみせるのが全館空調システムの市場。
G2水準以上の断熱性能を持つ住宅と全館空調をセットにした提案が増えているといわれています。
理由となるのが、部分間欠運転で暖房制御を行ったときの年間暖房負荷の分岐点です。
HEAT20が公開している、外皮性能ごとの最低体感温度と年間の暖房負荷が示された左の図によると、H28省エネ基準の住宅では、部分間欠運転で暖房制御を行った場合でも年間暖房負荷を上げずに全間空調を稼働するためには、G2水準以上の住宅の断熱性能が必要になります。
反対にG2水準の住宅であっても、部分間欠運転では最低体感温度が14度まで下がってしまうため、年間の暖房負荷を考え、G2水準以上の住宅と全館空調システムとをセットにして提案することが増えてきているのです。
「暖房方式・外皮性能別のNEB・EBチャート(ぼんぼりの図)」
全館空調システムを導入するときに気になるのが、「乾燥」・「部屋ごとの温度管理ができない」・「電気代がかかる」といったデメリット。
しかし、今回ご紹介するパナソニックの全館空調熱交換気システム「ウイズエアー」は、そんなデメリットをカバーした商品です。
乾燥・省エネに配慮しながら、家中を部屋ごとに快適な温度に設定することが可能です。
また、湿度制御能力が高いため、暑さ寒さの厳しい夏や冬だけでなく、梅雨の時期にもさらりとした空間で過ごすことができます。
詳細は次章にてご覧ください。
エアコン内蔵の空調ユニットから、ダクトを伝って家中に最適温度の空気を行き渡らせます。
1台で家中の温度調整ができるので、どの部屋にいても快適に。
給気と排気の間で熱交換をすることで、熱損失を縮小。
効率的な運転設定と使わない部屋の自動セーブ。
外気から入る花粉や黄砂を熱交換気システムのフィルターがキャッチ。
室内に溜まるハウスダストは空調システムのフィルターでろ過。24時間キレイな空気。
暑さ寒さの厳しい夏と冬に注目されやすい全館空調熱交換気システムですが、じめじめする梅雨の時期にも活躍してくれます。
エアコンのOFF回数を抑制し、冷房を定速運転することで、効率良く除湿。
個別空調(ルームエアコン)+3種換気と比べた場合、平均湿度の差は9.6%という実験結果も。
空調システムのメインコントローラーが、温度・風量・湿度を制御(※1)。各部屋の温度センサーが家中を快適な温度に設定。梅雨でもさらりと過ごせ、部屋干しの洗濯物も乾きやすくなります。
フロアごと・部屋ごとに自動で温度設定
※1オプションの加湿ユニット使用時
梅雨の時期には想像しにくいですが、エアコンを使用した全館空調システムには「乾燥しやすい」という面も。
そこで登場したのがオプションの加湿ユニット「アクアシッター」。「遠心破砕方式」を採用し、直接水道から自動給排水できるので、一般的な加湿器のように、加湿フィルターや給水などのメンテナンスが不要です。
センサーが湿度の低下や上昇を感知すると遠心破砕が自動で作動し、加湿調整します。
住宅の高性能化や省エネ施策で注目されている熱交換気。
しかし一般的なダクト式では、階下が狭い場合など、施工が難しい住宅もあるのが現状。そんな場合は壁掛けタイプをご検討ください。
上記のような課題で施工が難しい場合の解決策として、また、基本的な性能のみを希望する方からのニーズにお応えするためにできたのが、壁掛け熱交換気システム「IAQ-V(アイエーキューブ)」です。
業界トップクラスの静音性。
ホテル室内より静かな27dB以下
小型&2色展開で空間にマッチ
エアテクトフィルターを搭載で、花粉やPM2.5もしっかり除去
既存機種の46%の電力で稼働。
(50Hz時 消費電力)
ご不明点、気になることがございましたら、
桝徳の営業担当までご連絡くださいませ。
誰もがプチストレスを抱える梅雨の時期の湿気や乾かない洗濯物。
それがカラリと解決する設備なら、きっとお客さまも興味を持ってくれるはず。
高性能・高気密の家をご希望の方に是非おすすめください。