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住宅産業トピックス 2017.03.09

パナソニック、宅配ボックスに新機種追加

 パナソニック エコソリューションズ社(大阪府門真市)は、宅配ボックス「COMBO」に新機種を追加、4月3日より全国発売する。

 同社では2007年に宅配ボックスを発売。「再配達」が社会問題化する中で拡大する宅配ボックス需要を追い風に、新機能を追加した3商品で攻勢をかける。

 新「COMBO」は、集合住宅用と戸建住宅の壁埋め込み用、門柱などに設置するポストタイプの3種。押印(受け取り印)ができ、電気不要なところが従来の「COMBO」と大きく変わった点だ。またリフォームにも対応する。

 発売に先駆けて同社では福井県あわら市の共働きの103世帯に対して「宅配ボックス実証実験」を2016年11月より実施。12月の中間報告では、宅配ボックス設置により再配達率が49%から8%に減少したという。これにより約65.8時間の労働時間の削減、約137.5kgのCO削減効果があったとしている。同社では、まだ高いとは言えない宅配ボックスの認知度を上げ、一家に一台の設置を定着させるため今後も品ぞろえを強化し、また、宅配業者へのPR活動にも力を入れていく。

 2017年度は宅配ボックス全体で1万5000台の販売を目指す。

 価格(税抜)は、集合住宅用「COMBO-Maison(コンボメゾン)」がボックス単体で6万9500円~11万1500円、戸建住宅用(壁埋め込み専用)「COMBO-int(コンボイント)」が17万5000円、戸建住宅用宅配ポスト「COMBO-F(コンボエフ)」が10万9800円または12万500円(色柄による)。

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